小ジワやシミに効果があるといわれるレチノールクリームを安価で入手するためにアメリカから個人輸入する方法と注意点をまとめました。また、実際に使ってみたので、体験談としてシェアしたいと思います。
レチノールはかなり刺激が強く、問題点(副作用)もありましたので、クリニックの院内処方に限らず、高濃度のレチノールクリームや化粧品を購入予定の方も、ぜひ最後までご覧ください。
レチノールクリーム・化粧品をアメリカから個人輸入する方法
Life-flo retinol A 1% cream
含有量が低すぎるレチノールクリームは期待できない
レチノールクリームの成分であるレチノールは、前述のように日本では医療機関が院内処方して、主にシワ・シミの治療に使われておりますが、最近はこのレチノールを含んだクリーム、化粧品が多くの化粧品メーカーから販売され、人気となっているようです。
レチノールは一定以上の量が皮膚に浸透して初めて効果が期待できるものですが、化粧品として国内で市販されているレチノールクリームのほとんどは含有量が低すぎるため、レチノール本来の効果を期待することはできません。
含有量0.05%以上のものを通販で購入する方法と注意点
化粧品として市販されているレチノールクリームの効果について言及しましたが、あくまでもレチノール本来の効果は期待できないということで、保湿効果など化粧品としてお肌を整えるものとして否定したわけではありません。
しかしこのページをご覧の方々は、シワやシミの改善に効果を発揮する「レチノール」についての情報をお探しのことと思いますので、ここでは含有量0.05%以上の高濃度レチノールクリームを通販でアメリカから個人輸入する方法と使用上の注意点についてシェアしたいと思います。
皮膚科や美容外科で出してくれるレチノールクリームと同様、含有量は0.05%~0.1%のものがアメリカなら手に入ります。医療機関の約半額、診察料も含めるとそれ以下の費用で入手することができますが、医師の診察がない分、注意が必要です。
薬品としてのレチノールクリームはアメリカから個人輸入
日本で化粧品として市販されているレチノールクリームは濃度が低すぎて、レチノール本来の働きが期待できません。日本国内で認可されていない、薬品としてのレチノールクリームは、アメリカから個人輸入という形で購入することができます。
個人輸入とはいっても以前とは違い、ネット通販という形で購入できます。楽天なら通常と同じ購入方法で個人輸入が可能なショップがあります。
日本語で記載された販売サイトで日本人スタッフが対応しているケースもあって、国内の通販サイトで買い物をするのと全く同じ感覚です。
違うのは海外から送られてくるということだけで、届くまでの日数が若干かかる程度で、送料は思ったほどかかりません。
レチノールの濃度・含有量の記載について
通販などでたくさんのレチノール製品をご覧になると思いますが、事前に理解しておくべきことがあります。それは、レチノールの濃度です。これはレチノールそのものの含有量を製品の容量で割ったものです。
仮に製品の容量が1.7オンス(48.2g)で、含まれるレチノールが0.05gだとすると、濃度は約0.1%となります。
しかし原液系の商品(特にアメリカ製)にはよく濃度1%という表記がトレンドのように表示されておりますが、「レチノール(トレチノイン酸)」の含有量ではなく、「レチノール配合原液」の濃度です。(1オンス=28.35gで計算)
レビューなどで使用量や頻度と皮のむけ具合を総合的に確認しましたが、美容クリニックなどで院内調合されるレチノールクリームの0.05~0.1%の範囲のものに相当しているように思われます。
また、ほぼこれらと同じ濃度であっても、国内の原液系製品だと3%と記載しているものもありますので、初めて購入した場合は、あくまでも「極少量、頻度少な目」から様子を見るようにしたほうがいいと思います。
レチノールクリーム体験談「0.4パーセントで初体験」
0.4パーセントのレチノールクリーム
通常は皮膚科や美容外科で、濃度0.05パーセントから0.5パーセントのレチノールクリームとして自家調合しているようです。
私は0.4パーセントのレチノールクリームを、額のシワ、上まぶたのたるみ、目じりの小ジワ・シミ、下まぶたのたるみ・シミ、ホウレイ線、くびのシワに、それぞれ1日に1回、夜に塗布し始めました。今回がレチノール初体験です。
レチノールクリーム使用上の注意点
・初めのうちは一日置きに使うなど、少しずつ肌をレチノールに慣らすのがおすすめです。使い初めは軽いピリピリとした刺激を感じることもありますが、徐々に肌が慣れていきます。
皮膚科医の先生によるスキンケア講座
・乾燥を防ぐため、レチノール配合製品を使用したあとにクリームなどの保湿剤を使用する。
・レチノールは紫外線の影響を受けやすく、また酸化しやすいため、日中は必ず日やけ止めを使用する。
・赤み、腫れ等の異常が肌にあらわれた場合は使用をストップし、医師に相談しましょう。
レチノールクリーム体験談「額のシワ」「上まぶたのたるみ」に使用した結果
額のシワ~変化なし
10日経過、少し赤いといえば赤いのですが、あまり外観的な変化はありません。しかし赤みが出るのは困るので、塗布量は少なくしました。
約2ヵ月間続けましたが、私の場合、それほど深くはありませんでしたが、ひたいのシワには効果が感じられませんでした。
上まぶたのたるみ~少し引き締まった
4日目くらいから赤くなってきましたが、10日たっても赤いままで、皮はむけてきません。皮がかぶれたようにゴワゴワしてきて、このままだったらと思うと少し心配です。
皮がむけてくるのは2週間くらいたってからという話を知人から聞いたことがありますので、もう少し様子を見ることに。そういえば、このころ少したるみが引き締まってきました。
ちょうど3週間というところで、まぶたの皮が薄くむけてきました。こすればもっとむける感じですが、無理はしません。首みたいに(下記参照)真っ赤になってしまいそうですから。
1ヵ月半が経過。上まぶただけは赤みが消えないので、1週間ほど間隔を開けました。少し赤みが取れたので再開。1日に1回塗るというよりも、間を開けてでも使い続けるといいのではないかという考えからです。
2ヵ月以上たったが上まぶたの赤みが少し残ったままなので、使用を中止。たるみは少しだが改善されたので、上まぶたに関してはもうこの辺でいいだろうと思いました。
(その後、上まぶたの赤みは1年以上残りました。個人差はあると思いますが、まぶたへの使用は慎重に。)
レチノールクリーム体験談「目じりの小ジワ・シミ」「下まぶたのたるみ・シミ」に毎日使用した結果
目じりの小ジワは少し改善、シミはかなり期待できる
3日目には表皮がヒリヒリとして、赤くなってきました。しみは比較的大きいので期待はしていませんでしたが、10日経過で少し薄くなってきたように思えます。
1ヵ月半が経過。しみはだいぶ目立たなくなってきました。小ジワも少し改善したように思えます。
2ヵ月半が経過。さらなる改善は見られない。根気よく続ければもっと良くなるような気はしますが、この辺で終了。小ジワにも若干効果はありましたが、シミに関しては満足できるだけの効果がありました。
下まぶたのたるみは変化なし、シミの期待度は小
4日目くらいから赤くなってきましたが、10日たっても赤いままで、皮はむけてきません。
約2ヵ月間使用しましたが、シミには少し効果があったように思えます。
レチノールクリーム体験談「ほうれい線」「首のシワ」に使用した結果
ほうれい線~変化なし
口元のほうれい線のあたりは、赤くなったりヒリヒリしたりはしませんが、1週間たって垢のように薄く皮がむけてきました。
約2ヵ月半使用しましたが、効果なし。ただ、ほうれい線まわりだけでなく、ほほ全体に根気よく使い続ければ、また違った結果が得られたかもしれません。
ほうれい線にニードルパッチを試した体験談も書いてますのでご覧ください。
首のシワ~変化なし
3日目には表皮がヒリヒリとして、赤くなってきました。5日目ごろから垢が取れるような感じで薄く皮がむけてきました。1週間経過したころにツメを立ててこすってみたら、真っ赤になってしまいました。
首は赤みが全く取れないので、3週間ほどで中止しました。もっと濃度の低いタイプなら良かったかもしれません。
レチノールクリームを2か月半使ってみた ~ まとめ ~
レチノールは美容外科などの院内製剤なので、診察費と高額な薬代を払わなければならず、さすがに続きません。2か月半が限度でした。
やはり刺激が強いものなので、いきなり高濃度のものを使うとリスクがあります。徐々に濃度を上げるとか、肌につける量をコントロールするといいと思います。
レチノールは塗ってすぐに効き目がでてこないで、数日後から皮膚が赤くなって表皮が抜けてくるパターンがほとんどです。私の経験から、部位によっては(特に皮膚の柔らかい部分)効きすぎて皮膚がごわごわすることもありますので、初めは0.05%くらいのもの使うこと。早く効果を実感したいからといきなり0.1%のものを使うのは反対です。
もちろん塗る量や頻度も初めは慎重にお願いします。そしてもしお肌に異常を感じたら医師に相談するべきです。
以上が私のレチノールクリームを使ってみた体験談です。効き目には個人差があると思いますので、念のため。
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