毛穴の開きでお悩みの方は、まずクレンジングオイルや収れん化粧水など意外な4つの「NG」を知ること。
そのNGというのは、4つとも「やってはいけないことを、やっている」というものですから、それを止めてみてください。
以下をご覧いただき、思い当たる方はすぐに実行しましょう。
NG1.クレンジングオイルは必要な皮脂まで落としてしまう
クレンジングオイルを毛穴にすりこむようにして角栓を溶かそうとしている人が意外と多いですよね。実際のところ、この使い方ってどうなのでしょうか?
クレンジングオイルのリスク
クレンジングオイルは、油系の汚れを浮かせて落とす効果が強いため、メイク汚れだけでなく、皮脂が混じった角栓を溶かす場合にも適しているように思えます。
しかし、毛穴の開きが気になる人には、こうしたクレンジングオイルの使い方はおすすめできません。
なぜなら、強力すぎるクレンジングオイルは、「本来必要な分の皮脂」など、必要なうるおい分まで根こそぎ奪ってしまうリスクが高いからなんですよ。
ましてや「角栓の奥までクレンジングが届くように」と、しつこく長時間グイグイとクレンジングオイルをすりこむ行為は最悪です。
クレンジングオイルの界面活性剤が、「肌乾燥を悪化させ、毛穴の開きもひどくなる」という状態を生み出してしまいやすいのです。
では、どんなクレンジングをすればいいのでしょう?
毛穴の開きを改善するために、クレンジングは軽めにササッと!
クレンジングで肌乾燥による毛穴開きを悪化させないためのコツは、まず「クレンジングで毛穴汚れを落とそうとこだわらない」ということ。クレンジングはあくまで「メイク汚れを浮かせるだけの手段」ですからね。
刺激が少なめなクリームタイプのクレンジング剤をTゾーンにつけてから顔全体にもなじませ、指の腹でくるくるとクレンジング。そして、クレンジング剤を顔につけてから30~40秒経過したところで、お湯で軽く洗い流します。
「こんな短いクレンジングじゃ、キレイにメイクは落ちない」と思われるかもしれませんが、6~7割のメイク汚れが浮いたような状態になっていればOK。あとは仕上げの洗顔でキレイにできますよ。
クレンジングで完璧に汚れを落とそうとこだわる気持ちを捨てることが、毛穴と肌をダメージから守ることにもつながるのです。
NG2.「収れん化粧水」は毛穴をますます大きく開かせてしまう
毛穴の開きが気になるとついつい、毛穴を化粧水で引き締めたいと思って、アルコール(エタノール)入りの収れん化粧水に頼りたくなってしまいますが、ちょっと待って下さい。
アルコール入りの収れん化粧水は、使い続けると毛穴をますます大きく開かせてしまう可能性が高いですよ。
「スーッと気持ちいい収れん化粧水」はなぜダメなのか?
アルコール入りの収れん化粧水がなぜダメなのかというと、「アルコールとともに、肌の水分が強制的に蒸発させられてしまい、肌乾燥による毛穴の開きをますます悪化させてしまう」という事実があるからです。
アルコールの刺激によって、一時的には毛穴がキュッと締まった感覚になりますが、それと引き換えに乾燥による毛穴開きを誘発・悪化させてしまうので、最終的にはマイナスの面のほうが大きくなってしまうんですよ。
収れんのためならアロエ汁の方がおすすめ!
市販の収れん化粧水は、そのほとんどにアルコールが使用されているのでおすすめできません。毛穴の開きを改善するために、アルコールなしで何とか少しでも毛穴の収れんをしたい!と思うなら、アロエの汁をつけるのがおすすめです。
アロエの汁には、天然の収れん作用があり、これはアルコールと違って乾燥を誘発する心配がありません。しかもアロエ汁には保湿成分も含まれていますよ。
ただし、「アロエの汁をTゾーンにべたっとつけたまま日中を過ごす」などということをすると、アロエ汁が変質して肌に悪い影響を与えてしまう可能性も出てきます。
ですから、毛穴引き締めのためのアロエ汁利用というのは、「お風呂上がりに毛穴開きが気になる部分にアロエ汁をつけて、1時間ぐらいたったらぬるま湯で軽く洗い流し、その後はいつものスキンケアをする、そして朝はアロエ汁をつけない」というような形にするのがおすすめですよ。
あと、アロエ汁は人によっては「肌に合わない」というケースもありますので、事前にパッチテストをしてから使ったほうがいいかもしれません。
NG3.クリームはニキビを育ててしまい毛穴を悪化させる
開き毛穴の人のスキンケアにおいて、注意しなければいけないことのひとつが「クリームはできるだけ使わない」ということです。
「毛穴の開きは乾燥が大きな原因となっていると言われるのだから、クリームで水分の蒸発を防いだほうがいいのでは?」と思われるかもしれませんが、そこには大きな落とし穴があります。
「開いた毛穴にクリーム」はニキビの原因にもなる!?
毛穴が開いている時にクリームを使うことをおすすめできない最大の理由となるのが、「開いた毛穴でニキビが育ってしまう可能性が高くなる」という点です。
クリームなどの油分は、アクネ菌の栄養源となり、ニキビの芯を大きくしてしまう可能性が高いんですよ。
「毛穴の開きだけでも気になるのにニキビまで増える」などという状態になっては、目も当てられませんよね。
角栓が大きくなる原因にも!
毛穴が開いている時にクリームの使用がおすすめできない理由は、もうひとつあります。
それは、「毛穴を内側から開かせてしまう角栓を、ますます大きくする可能性がある」ということ。角栓の原材料は皮脂と古い角質などのたんぱく質汚れなのですが、皮脂に近いクリームを与えてしまうことで「角栓の原材料が増える」という形になりやすいのです。
毛穴の開き対策に、化粧水・美容液・ジェルがおすすめ!
というわけで、乾燥による開き毛穴が気になる人のスキンケアとして、クリームはおすすめできません。
それより何より油分を中心としているのではなく、
保湿成分に重点を置いた化粧水・美容液・ジェルの3本柱で、角質層の内側からしっかりと自然なうるおいを持たせて肌のふっくら感を回復させ、それで毛穴を目立たないようにするというやり方のほうが、はるかに現実的ですよ。
また、できればこのスキンケアで高濃度のビタミンCを補給し、「皮脂過多にならないように仕向けていく」という工夫もしていきたいものですね。
NG4.「顔にスプレー」は肌の乾燥がひどくなり毛穴の開きを悪化させる
水をかけただけでは、肌の乾燥はひどくなる!
「日中に肌の乾燥を感じたら、顔にシュッと水のスプレーをかけて水分を補給するといい」などという説を今も時々見かけますが、毛穴の開きが気になる人は、これは絶対にやってはいけません!
なぜなら、水スプレーは毛穴の開きを悪化させてしまうリスク大の行為だからです。
なぜ水スプレーがダメなのかというと、「水をかけただけでは、肌の乾燥はマシになるどころかひどくなり、乾燥による毛穴の開きもますます悪化させてしまう」という理由があるからです。
よく考えてみて下さい。荒れた手に水をバシャバシャかけて、それで手荒れが治りますか?パサパサの髪に水スプレーをして、髪がしっとり落ち着くようになりますか?
どちらも、時間がたてば状況はむしろひどくなりますよね。単に水をつけるだけでは、蒸発による乾燥を招くだけなのです。
保湿性にすぐれた化粧水を常備しよう!
日中の肌乾燥対策として水スプレーがダメなら、どうすればいいのかというと、ズバリ「保湿性にすぐれた化粧水を常備する」というのがおすすめです。
そして肌の乾燥を感じたら、メイクの上から化粧水をつけるようにしましょう。
「そんなことをしたらメイクが崩れる」と心配になるかもしれませんが、手のひらでしっかりと化粧水を伸ばし、「乾燥が気になる部分を、手のひらでそっと押さえる」という形にすると、メイク崩れはほとんど起こりませんよ。
むしろ、うまくやればメイクがしっとり落ち着く効果も期待できます。
毛穴の開きを改善するために、朝の「しっかり保湿」も大切
というわけで、日中の肌乾燥対策には、水スプレーではなく保湿化粧水の使用がおすすめなのですが、そもそも、日中も肌が乾燥しなければ、こんな問題は起こりませんよね。
そのためには、朝のスキンケアで、化粧水と美容液での保湿を特にしっかりおこなうことが大切です。朝の時点で、保湿成分をしっかりと肌になじませていれば、日中の乾燥が起こるリスクはかなり減らせますよ。
朝は忙しいのでスキンケアがおろそかになりがちなのですが、「日中に肌を乾燥させないために、しっかり、じっくりと保湿成分を肌になじませる」ということを心がけましょう。
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